地魚料理かわせみ糸魚川ブラック焼きそば＆いろどり膳

美味しい魚を食べたくて、地魚料理かわせみさんに行って来ました。

メニューはアルバムのようになっていて、味のある筆使いでさらさらと書かれています。
手でちぎった和紙や、小粋な江戸風のイラストやスタンプなどが押されていて、
とても遊び心のあるメニューで注文したあとも眺めていたいメニュー表です。

最初に「いろどり膳」が運ばれてきました。
酢の物、天ぷら、ミニ海鮮丼、ひすい蕎麦にデザート、
かわせみに来たら絶対に食べておきたい人気メニュー「オボロ豆腐」もついています。
海鮮丼の南蛮海老をアップにしますよ。
糸魚川で水揚げされる甘海老は「とうがらし」のように赤いことから「南蛮海老」とも呼ばれ、大きくて甘いのが特徴です。
イカにいくら、白身魚（鯛？）に
ブリ（糸魚川は正月にマグロではなくブリを食べます。大きさによって、つばいそ、ふくらぎ、とも呼ばれる出世魚です）
なんと言っても糸魚川は刺身も寿司ネタも厚く大きく切る傾向があり、
ここのブリも食べごたえがあるほどの存在感です。
他の地域に行くと上品に切られていて、薄っぺらい刺身は食べた気がしない、のは
小さい頃から見慣れている大きさというのがあるのでしょう。
角がピンとたっていて、ほどよく脂がのっていて、
ブリは糸魚川市民にとって大切な魚です。

この日の酢の物は、大根に白身魚（サメじゃない？と家族は言っていましたが、お店の方に確認してまいせん）
天ぷらは茄子、ししとう、白身魚（こっちはアナゴかな？）
ひすい蕎麦は「あしたば」が練りこまれているようです。
すみません、美味しくて食べるのに夢中で、確認やメモもしないで平らげました(-_-;)

家族が注文した海鮮丼は、あら汁と酢の物、オボロ豆腐と漬物つき。
ゴボウが入った汁だけで、お腹いっぱいになるほどです。
魚から「いい出汁」がでて、あら汁なのに贅沢な汁物です。

と、いいタイミングでブラックやきそば登場です。
家族が「食べたことないから注文してみるか」と言ったので、味見程度でハーフにしました。
かわせみさんのブラックやきそば目玉焼きが乗っています。
黒いソースが服に飛んで汚れないように、真っ黒い紙エプロンと
口を拭くティッシュもついてきます。
ティッシュにはブラックやきそばのキャラクターブラック番長が！
半熟の黄身を崩して麺と一緒に食べます。
下唇を真っ黒にしながら、もぐもぐもぐ
「生臭いかと思っていたけど、全然分からないわ。
イカともやしで美味しいね」と家族にも好評でした。
歯が黒くなったのは、セットのおすまし汁でサッパリ流せるなんて、考えられていますね。