四つ角ベーカリー たぬきさんケーキ

パンを買いに行って目が合った、四つ角ベーカリさんの「たぬきさんケーキ」

懐かしい、と思う方は昭和生まれですよね？
バタークリームをチョコレートでコーティングしてあり、目の部分はちょいっとつまんで、チョコレートで目ん玉を描き、
耳はアーモンドスライスをさしてあるケーキです。

私も小さい頃、四つ角ベーカリーさんではないけれど、
買い物に出かけるとバスを待っている間に買ってもらった記憶があります。
ショーケースに並んでいる「たぬきさん」の顔を真剣に選んで「この子がいい」と思っているのに
おばちゃんは、ショーケースの向こうから取り出すので、
家に帰って箱をあけると「ええっ、違う！」とガッカリしたことまで覚えています。
だって耳が欠けていたり、
目が片方つぶれていたり（けっしてウインクしているわけじゃなく、チョコレートの搾り方が雑なだけだと思います）完成度に差があったんですよね。

では、久しぶりにいただきまぁ～す。
銀紙に包まれていると、頭巾をかぶった忍者にも見えます。
ふくろうにも見える気がします。
銀紙を広げると、下のスポンジが見えて、ちょっとまぬけです。
頭をばかっと割ると、ブリかジョーズか何かに見えてしまいます。
これでもか、と入っているバタークリームを、もぐもぐもぐ。
このバタークリーム、昔は当たり前だったんですよねぇ。
もぐもぐもぐ、どんだけ食べても胸焼けしなかったのですが、
今は、２匹食べたら「げふっ」となりそうです。
下のスポンジは甘くて、バタークリームが挟まれています。
もぐもぐもぐ、懐かしい昭和の味がします。

小学低学年の姪っ子に「たぬきさんケーキ」の話をしたら
「何それ？」とバタークリームもピンとこないようでした。
平成生まれって、たぬき自体、動物園でしか見たことないんじゃないかな。
今なら「パンダケーキ」とか「熊さんケーキ」の方がウケがいいのかもしれません。
それでも「たぬきさん」を作り続けているなんて嬉しいですね。
ちなみに、いつ行っても「たぬきさん」は並んでいるわけじゃないですよ。
自然界のたぬきと同じように、運がよければ遭遇できます。

四つ角ベーカリー
糸魚川市2-1-24
025-552-0564
定休日　土日祝
本町通りと白馬通りの交差点（富山第一銀行あり）

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