枝豆饅頭と黒胡麻豆腐

能生柵口にある郷の茶店えほんさんのオーナー小林さんの口癖は
「勉強になることが多い」
新聞や本、雑誌、ラジオにテレビ、人の話と、小林さんはアンテナを張り巡らせて
お客様に喜んでもらうには、何をしなければいけないのか？と
毎日が勉強なんだとか。

「新聞を読んでいたら、こんな記事があったのよ」
と切り抜きを出してくれました。
そこには「黒埼の枝豆は特産品なのに、地元で味わえるお菓子がないという声を聞いたのがきっかけ」という内容が書かれていました。
これを読んで小林さんは
「私の美茄子マドレ（ビーナスマドレーヌ＝越の丸茄子をマドレーヌに練りこんだ、えほんオリジナルの焼き菓子）と一緒だと思ったの」
そこで、取り寄せしてみたのが、この「枝豆まんじゅう」なんですって。
東北名物の「ずんだ餅」をヒントに、枝豆を粗くつぶした「枝豆あん」が入っています。
もぐもぐもぐ、
もちもちした皮に、枝豆の甘さを最大限引き出した「あん」が、とっても美味しいです。

続いて上越の高田の本城町（お堀近く）で見つけたという
黒胡麻豆腐。
小林さんの人柄に惹かれた方が送ってくれた徳島産の「すだち」をかけて食べてみました。
おおっ、豆腐にすだち、合います。
湯豆腐に柚子を絞るのですから、まんざら驚く組み合わせではありませんね。
そのまま食べても、すだちをかけても、少し醤油を垂らしても、
どんな食べ方をしても美味しいです。
正直、私は冷奴は得意じゃないのですが、これは箸がすすみます。
もぐもぐもぐ、小林さんが勉強熱心なおかげで、
珍しいものが食べられました。