第41回糸魚川おまんた祭り本祭リポート

7月30日に糸魚川駅日本海口周辺(通称「ロの字商店街」)で開催された第41回糸魚川おまんた祭り本祭のリポートです。

「おまんた」とは糸魚川弁で「あなたたち」という意味で、「おまん(あなた)」の複数形です。

昭和50年(1975年)に糸魚川青年会議所が立ち上げた祭りで、会場は市民会館前だったそうです。
メンコなどを売る縁日広場もあり、あまりにも狭かったことから翌年から会場は現在の糸魚川駅前ロの字商店街になったんだとか。
第1回目には、おまんた囃子を作詞作曲した三波春夫さんが来市され、生歌を披露されたそうです。
紅白出場歌手で、大スターだった三波春夫さんは、新潟県の出身。
「故郷を思う気持ちは同じだ」と快く引き受けた、というお話を聞いたことがあります。
私は、この明るく伸びやかな歌声を聞くと、夏が来た、と思います。

さて、本祭の当日は朝から山車太鼓が何台も太鼓や笛を演奏しながら市内を回ります。
老人ホームなどを訪問することもあるそうですよ。

駅前通りでは吹奏楽部の演奏や、キッズダンスなど次々に披露されます。

地区ごとに編成される子ども御輿も、わっしょい、わっしょい、汗をかきながらロの字を1周します。
糸魚川って、チームワークがいい、まとまりがある、と他の市町村に行くと言われることが多いのですが、小さい頃からの経験が役に立っているのかもしれませんね。

子ども御輿のあとは、舟みこし竜神丸の登場です。
ロープで引っ張ってすすむ舟です。
糸魚川のPRをするヒスイレディの皆さんが浴衣姿で手を振ってくれます。

さぁ、19時になりました。
市長の挨拶のあとは、いよいよ市民流しのスタートです。
チャンカチャンカチャンカチャンカ、軽快なリズムで、保存会の方による生演奏と生歌です。
おまんたぁ~、おまんた~♪ ソレソレソレソレ♪

企業や地域、スポーツクラブ、友達同士、いろんな団体が踊るのが糸魚川おまんた祭りの楽しいところ。
法被や浴衣、ユニフォーム、仮装と、それぞれの個性が出ています。
着ぐるみだって、踊ります。

糸魚川病院は救急車を模したカートを押していたり、しゃぼん玉を出しながら進む団体がいたり、見ている方も飽きないお祭りです。

今年は、黄色い浴衣で揃える団体が多かった印象です。
夜でも目立って映えるから、かな。

休憩を挟みながら2時間踊り続けても、最後に三波春夫さんの歌が流れるとカンフル剤のように、ソレソレソレソレと出来てしまうのが糸魚川市民のDNA。

踊り終わるとフィナーレ花火が打ち上げられました。

皆さん、お疲れさまでした。
汗をかいた分、打ち上げが楽しかったのではないでしょうか?

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