新潟県燕市 御菓子舗米納津屋 てまりうた

今日は7月7日に旧倉又茶舗で開催された「夏ものがたりin町屋」に来られた燕市の詩人鈴木初江さんからのお土産で御菓子舗米納津屋さんの「てまりうた」と「たくほどはです。

御菓子舗米納津屋さんと言えば「雲がくれ」が有名ですね。
真っ白いふわふわした四角い卵白の中に、月をイメージした餡が隠れている名品です。

さてさて、今回の「てまりうた」と「たくほどは」は、新潟県出雲崎の僧侶「良寛さん」をイメージするお菓子です。
てまりは子供たちを愛して、よく遊んでいたという良寛さんの必須アイテム。
常に懐にてまりを入れていた、という話もあるそうです。

また「たくほどは」は良寛さんが詠んだ俳句で「炊くほどは 風がもてくる 落ち葉かな」から命名されているようですね。
この句は、お殿様が良寛さんの事柄を慕い、藩政に生かしたいと城下町に寺を建てるから来て欲しい、と懇願した時に詠んだそうで
「煮炊きに必要な落ち葉は風が運んできてくれる。自然に恵まれたここで私は生きているのです」の意味。
つまり、お殿様のお願いを断ったんです。
そのお殿様は良寛さんにいたわりの言葉を残して帰った、と伝えられています。

と、前置きが長くなりました。
さっそく、てまりうたから食べてみます。
ぱくっ、もぐもぐもぐ、パイ生地の中に白あんがあり、真ん中に青梅が入っています。
青梅の清々しさと、パイ生地の香ばしさがとてもよく合っています。
梅は種が取られていて、シャリとした歯ごたえを所々に残してあり、とっても美味しいです。

続いて、たくほどは。
こちらには良寛さんの歌が添えられています。
ん?なんだっけな、この匂い、ハッカじゃないし、シナモンのような独特な香りがします。
と原材料を見ると「桂皮末」とあります。
これだ、桂皮はシナモン、ニッキとも呼ばれますね。
皮の部分に桂皮が練りこまれていて、口の中がスーとします。
中身は、さつまいも餡。
ほっくりした甘味の焼き菓子です。
もぐもぐもぐ、シナモンがけっこう強く主張してきます。
甘いものを食べたのに、後味はスッキリという他にはなかなかないお菓子です。

鈴木さん、ごちそうさまでした。

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