京都府 仙太郎 丹波みくまり黒豆

知り合いの差し入れで京都府の「仙太郎」さんの「丹波みくまり黒豆」と「小豆」です。
「みくまり」とは「水分り・水配り」で、山から流れる水が分かれるところ、分岐点。
流水の分配をつかさどる神、と上掛けの紙に書いてあります。

先日、夕方から急に降った雨に足止めされて雁木の下で困っていました。
そこで傘を貸してあげたら、翌日すぐに持って来られたのですよ。

この方は、とても可愛らしい年配の女性で、
小柄なところといい、人の噂話を好まないところといい、
花が好きなところといい、背筋が伸びているところといい、
私が小さい頃お世話になった「子守りのおばさん」に似ているのです。
「子守りのおばさん」には、もう会えないので
この方に会うと嬉しくて、ついついお茶を出して引き止めたくなる方なのです。

最初「たいした雨じゃないから」と遠慮していたのですが、
私が「またお会いたいから、傘を返しに来るって口実を作っているのですよ」と
どこかのプレイボーイのようなセリフをはいて、押し付けたようなものです。

「途中からどしゃ降りになって、借りて行って助かったわ」と、
鞄から取り出されたのが、こちらの「黒豆」と「小豆」
ちゃんと冷えている状態で持ってこられる気遣いの仕方も
「子守りのおばさん」と同じです。

では、黒豆をいただまぁ~す。
おおっ、とても開けやすいプルトップ式ですね。
スプーンもついていて、親切です。
と、中身はこんな感じです。
お正月に食べる煮豆をイメージしていたのですが、黒豆が大きいっ!
ぷっくり艶々の黒豆です。
もぐもぐもぐ、おおっ、食べごたえのある黒豆ですが、味は繊細です。
裏に貼ってあるシールを見ると「氷砂糖」と書いてあります。
最低限の量で、豆本来の甘さを引き出した感じがします。
もぐもぐもぐ、これは美味しい。
寒天の部分も、するりとスプーンが入る程度の固さで甘すぎません。
もぐもぐもぐ、女性に嬉しいと言われているイソフラボンが体内に取り入れているって気がします。
使っていない傘がこんなに美味しいおやつに化けるとは、嬉しい限りです。

Sさん、ごちそうさまでした。

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