糸魚川天津神社けんか祭り2012リポート

毎年4月10日に糸魚川天津神社で行われる「けんか祭り」
神輿と神輿をぶつけ合い、豊漁と豊作を願います。

朝の様子から順にリポートをします。

7:00になると、祭りを知らせる花火が上がります。
家の中にしても、パンパンパンと乾いた花火の音が聞こえ、なんとなくワクワクそわそわします。

8:45頃になると、社務所の前には氏子さんが集まりだし、烏帽子姿で記念撮影をしていました。
年齢を重ねたからこそ、この着こなしができるのでしょうね。
背筋が伸びていて、後ろ姿がかっこいいです。

9:00からの祭典に向かう宮司さんたち。
赤い傘をさす人も、どこか誇らしげです。

10時を過ぎると、じょば(じょうば)が現れます。
じょば(じょうば)は徐魔(じょま)がなまったと考えられているそうです。
一般的には獅子舞と呼ばれていますが、糸魚川のあたりでは「じょば(じょうば)」と呼びます。
私は獅子舞は正月に踊るもの、じょばとは別物と思いこんでいました(笑)
最初に二頭の「じょうば」が猛ダッシュするのは「一行が境内に入ってもいいでしょうか?」と
許可を伺うために走る「使い獅子」なんですって。
子供が「怖い」と泣いたり逃げたりすると、追いかけられるのが「よくある話」
じょば(じょうば)に頭をカブっと噛まれると、頭がよくなる、丈夫に育つ、といわれています。
ちなみにトイレに並ぶじょばの方と遭遇しましたが、トイレに行くのも腰紐をはずして、と大変そうでした。
けっこう頭が重いそうで、終わるころにはヘトヘトになるんだとか。
朝は、まだまだ元気なじょばです。

続いて竹を上下に大きく振る集団を先頭に男衆が境内に入ってきます。
やっしょい(わっしょい、だと思ったら、やっしょい、と言うそうです)やっしょい、と声を出しながらの練り歩きます。
耳栓のように挟んでいる100円玉はお賽銭ですよ。

11時ころになると、ワーと歓声とともに神輿のぶつかり合いが始まります。
※写真がなくて、すみません。

何度か神輿をぶつけ合うと、拝殿裏にある幣殿を目指して勢いよく駆け出します「お走り」があり、それぞれの神輿を幣殿に上げると桟敷にのぼり、再び「やっしょい、やっしょい」と自分たちの勝ちをアピールします。
「一の神輿」を幣殿に上げるところを「二の神輿」に見られると「二の神輿」の勝ち、見られなければの「一の神輿」勝ちとされています。
押上(おしあげ)地区が勝つと豊漁、寺町(てらまち)地区が勝つと豊作とされています
この様子だと今年も豊作で豊漁のようですね。

荒々しいけんか神輿が終わると、国指定重要無形民俗文化財の舞楽奉納となり境内の雰囲気はガラリと変わります。
陵王(りょうおう)の舞で祭りはクライマックスを迎えます。

全力疾走する引き手と、ぶつかりあう神輿の様子は
いといがわベースさんのブログをご覧ください→こちら

糸魚川市役所HP→こちら

4月15日は早川郷の日光寺のけんか祭り
4月24日は能生白山神社春大祭が行われます。

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