白馬名物おひょっくり

2月18日(土)に白馬八方スキー場名木山ゲレンデで開催された
第42回八方尾根火祭り長野県スキー発祥100周年記念で食べた「おひょっくり」

小麦粉を小判の形に練ったものを、沢山の野菜と一緒に味噌で煮込んだ郷土料理だそうです。
山梨の「ほうとう」に近い味で、形は「すいとん」を連想させます。
火祭りで食べた「おひょっくり」がとても美味しかったので、白馬八方にある本店まで食べに行って来ました。

お店は思ったより、こじんまりしていて、古民家を改装したのか和の造りです。
小上がり席が5つ、囲炉裏(と言っても椅子に座る形)の席と、テーブル席が1つずつありました。

お茶は急須とポットを置いて行ってくれて、好きな時に注いで飲めるように工夫がされています。

メニューはそんなに多くはありませんが、単品もあり、すべて「おふくろの味」
店内を見ていると、がっつり夕飯を食べに来た、というより、田舎料理を楽しみながら一杯吞みに来た、という感じの方が多いようです。
満席だったので「しばらくお時間かかりますけど」と言われたわりには、そんなに待たされることなく「おひょっくりAセット」が運ばれてきました。
「おひょっくりAセット」はおにぎり2種類、日替わり小鉢3品、漬物がつきます。
Bセットは、選べるおやき、日替わり小鉢2品、漬物です。

では、いただきまぁ~す。
もぐもぐもぐ、「おひょっくり」は、もちもちしていています。
里いも、ごぼう、しめじ、えのき、大根、鶏肉、豚肉、白菜、水菜と野菜がたっぷり入っていて、それぞれから出た旨味が美味しく合わさっています。
味噌は薄味で野菜のコクを上手に引き立てています。
小鉢は、蒟蒻と人参の煮物(醤油味かな)、おから、南瓜の煮物で、どれも懐かしい味です。
おにぎりの白米は「あきたこまち」を使っていると書いてありました。
もうひとつは白馬で栽培されている古代米の紫米でした。
もち米のような食感と、きれいな紫色で珍しいおにぎりです。

一品料理が美味しそうだったので、注文してみました。
「塩イカきゅうり」
塩イカは海のない信州で保存食として食べられていたそうです。
思ったり柔らかくて、糸魚川で食べる汐するめのような感じです。
イカの塩っ気が生の胡瓜と合わさって、夏の海で胡瓜をかじっているような味になっています。
スキーで汗を流したあとは嬉しい塩分濃度ですが、私にはちょっとしょっぱいかな。

「甘だれ鶏肉炒め」
火を通しすぎていない鶏肉でジューシー。
皮はパリッと香ばしく焼いてあります。
甘いタレがとっても美味しくて、長ネギがとろけるようです。
これに好みで青こしょう(白馬・小谷あたりでは、唐辛子のことを「こしょう」と呼び、「大根のこしょう漬け」はピリッとした漬物です)をかけて食べます。
青こしょうと、赤こしょう(七味と違った風味があります)は販売していたので、青こしょうを買ってきました。

八方のスキー場のレストラン「サンテラスぱのらま」でも、おひょっくりが食べられますよ。
スキーに行って食べてきたばかりの人に聞いたところ「スキー場の方は自分で好きな小鉢を選べた」そうです。

大好きな白馬に、新しくお気に入りスポットをみつける事ができました。
温泉で練り上げた「温泉うどん」も気になるところなので、近いうちに再び行ってみようと思います。
火祭りでパンフレットを渡してくれたスタッフの方、ありがとう!

おひょっくり白馬八方本店
長野県北安曇郡白馬村北城5081

0261-72-2661
営業時間 11:30~15:00
17:30~21:00(ラストオーダー20:30)
定休日 木曜日
HPは→こちら
白馬八方尾根スキー場HP→こちら

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