糸魚川天津神社春大祭けんか祭り2013リポート

けんか祭りは押上地区と寺町地区が神輿をぶつけ合い、豊漁と豊作を願うお祭りです。

何度か神輿をぶつけ合ったあと、拝殿裏にある幣殿を目指して勢いよく駆け出す「お走り」は「一の神輿」を幣殿に上げるところを「二の神輿」に見られると「二の神輿」の勝ち、見られなければの「一の神輿」勝ちとされています。
押上(おしあげ)地区が勝つと豊漁、寺町(てらまち)地区が勝つと豊作とされています。
それぞれの神輿を幣殿に上げると桟敷にのぼり「やっしょい、やっしょい」と自分たちの勝ちをアピールします。

勇ましい前半とうってかわって、後半は舞楽。
稚児が舞う演目が多いことから「稚児の舞」と呼ばれ、最後は真っ赤な衣装に面をつけた陵王(りょうおう)の舞で締めくくられます。
この舞楽は国指定重要無形民俗文化財となっています。朝7時頃には、パンパンと乾いた花火の音が祭りを知らせます。
9時になると、赤い大きな傘をさした宮司さんを先頭に社務所から行列が出発します。

10時を過ぎると、遠くから掛け声が聴こえ、一行が到着したことが分かります。
ますば2頭のじょばが猛ダッシュ。
「一行が境内に入ってもいいでしょうか?」と許可を伺うために走る「使い獅子」です。
一般的には獅子舞と呼ばれていますが、糸魚川のあたりでは「じょば(じょうば)」と呼びます。
じょば(じょうば)は徐魔(じょま)がなまったと考えられているそうです。
この「じょば」に頭を噛まれると、頭がよくなる、とか、丈夫な子に育つ、と言われています。
でも、怖いと泣きだす子や、逃げる子もいますね。
友達の家では、子供が言うことを聞かないと「じょばが来るぞ」と脅されたとか。
秋田のなまはげくらい、子供にとっては怖いものだったのかもしれません。
昔は、逃げれば逃げるほど、追いかけてくる意地悪な(?)「じょば」がいましたが、最近の「じょば」は大人しいです。
なので、子供たちも「噛んで」とみずから頭を出していました。

許可をもらった「じょば」が再び猛ダッシュで戻ると、大きな竹を上下に振りながら先頭集団が現れます。
袴姿で扇子を上下に仰ぎながら進む人、お面をつけた人、烏帽子姿の人、法被姿と役割が違うようです。
「やっしょい、やっしょい」と声をあげながら堂々とした行進です。
両耳にお賽銭の百円玉を挟んでいる人もいます。

寺町と押上の一行が境内に入り、いよいよ神輿のぶつかり合いです。
お互いの桟敷の前で3回ずつくらい、ぶつけるのが習わしだとか。
太鼓のリズムが変わると、ワーと歓声があがります。
お走りが始まったようですね。
※すみません、写真が全くありません。

このあと、舞楽は雨の為、短縮されました。

おまけ 出店のあれこれリポート。
ライオンズクラブさんの焼きそばと、差し入れでいただいた苺あめ。
キッチンママ潤蘭さんのスイートポテトは2個入りで、ちょっと焦げ目がついているのが美味しい。
最近は、スパボー(スパゲッティを油で揚げて、塩or砂糖orカレーで味付けしたもの)が人気みたいです。
下越では屋台の定番、ぽっぽ焼き(ホットケーキに黒糖を混ぜたような味)は、このあたりでは珍しいので、行列が出来てました。
りんご飴も、青いのがあるらしいですね。
子亀すくいもあって、2~3匹持ってる子がいました。
チョコバナナは大人にも根強い人気のようです。

糸魚川市バナー

↓最近「ひよこ」の出店を見ないと思う方も
一の宮が晴れると能生白山神社は雨が降ると言われているけど、今年はどうなるのか気になる方もクリックお願いします。
クリックをすると糸魚川情報が見られます

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 糸魚川情報へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。