春の海谷まつりリポート海谷名物餅煮

6月5日(日)海谷にある三峡パークで開催された「春の海谷まつり」に
参加してきましたので、リポートします。

海谷渓谷には国道8号線から30分ほど、
西海地区に入ると、道沿いに「海谷まつり」の旗が立っています。
これは役員の皆さんが軽トラックに積んで、一本ずつ立ててから海谷に向かっているんですよ。
時々「住みよい西海をつくる会」の旗もあったりします。
西海は昭和の合併前に「西海村」だった地区で
地域のコミュニティーをとても大切にしている気質があります。
西海村歌は「うるおしき山 きよき川 西海村は春夏の」で始まったと記憶しています。
え?私は村の時代は知らないですよ。
よく年ごまかしているでしょ?と言われますが、祖父母が4人とも長生きしてくれたので
色んな話を聞けているんです。
近所のお年寄りにも、よくしてもらっていたし・・・。

と、話がそれました。
旗と看板を目印に三峡パークを目指します。
駐車場の近くからは、糸魚川の街並みが一望できる・・・はずが
日曜日はガスがかかっていて、さっぱり分かりません。
カメラのピントが悪いんじゃありませんよ。
晴れていると姫川まで見えます。

確か「まちの駅糸魚川ぷらっと」さんの「駅長ブログ」に昨年の記事があったはず
ちょうど一年前の写真があります(2010年6月6日)→こちら
今年は雪が多く緑は少し遅いようです。

9:30のオープニングは海谷太鼓です。
山々に響きわたり、春の息吹を感じさせられる演奏です。
自然の中で演奏すると気持ちいいんでしょうね。
太鼓は元々、音で遠くにいる人に情報を伝えたりしたことから発達したそうです。

そして、沢山の人が楽しみにしている「餅煮」が
先着100名様にふるまわれます。
既に餅煮を待つ行列が。
これを食べなきゃ海谷に来た意味がないってほど美味しい餅煮です。
だって、こんな大きい餅が二個に入っているんですよ。
二個ですよ、二個!
しかも出来たての柔らかい餅で
片栗粉がまぶしてあるから汁にとろみがついて冷めにくいんです。
大きな鍋から、どんぶりに盛ってくれます。
にんじん、しいたけ、こんにゃん、鶏肉、焼き豆腐、わらび、たけのこ、ごぼう、と具だくさんです。

私も、いただきました。
まったく餅が見えません。
西海で採れたと思われる旬の食材がゴロゴロ入っています。

いつもより早く起きて海谷に向かったので
ちょうど小腹が空いていました。
もぐもぐもぐ、肉厚しいたけが美味しいです。
小腹どころか、お腹いっぱいになります。
ちょっと肌寒い日だったので、あったかい餅煮が嬉しいです。

そう言えば山形県は外で食べる芋煮が恒例行事と有名ですが、
私も小さい頃、近所の方と何家族かで河原や里山で餅煮をしていました。
鍋を持って行って、たき火をおこして、草の上にシートを敷いて、と芋煮に近いことをしていました。
あれは地区の習慣だったのか、はたまた単に外で食べたかっただけなのか・・・。
今でも餅煮をしている方がいたら教えてください。

さてさて、子供達はブナ林の探検に出発。
あれ?左の道を登って行ったのに、右の坂道をキャッキャッ言いながら降りてきました。
すごい勢いで走っています。
一時間くらい山歩きをしたはずなのに元気です。
手には山で見つけた大きな葉っぱや野花、
色んな宝物を発見したようですね。
お菓子とジュースのプレゼントがあり、
「昔は子供だったんだけど」と言うお母さんには座布団一枚あげたいくらいです。
この宝物を使って、世界でたったひとつの作品を作るんですって。

海谷まつりリポート後半は、明日へ続きます。

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