春の海谷まつり2013リポート
糸魚川市の三峡パークで6月2日に開催された春の海谷まつりに行って来ました。
海谷渓谷は糸魚川世界ジオパークのジオサイトのひとつ。
緒形拳さん主演の映画「楢山節孝」のロケ地でもあります。
撮影当時はじゃり道でしたが、道路もよくなり、駐車場と水洗トイレ、炊飯場などが整備されました。
春の海谷まつりは山開きをかねていて、リュックを背負った登山スタイルの方もちらほら。
ずらりと建てられたテントでは、採れたての山菜や、わたあめ、フランクフルト、イカ焼き、笹寿司やパンなど美味しいものが勢ぞろい。
盆栽まで並んでいます。
まずは、先着100名は無料サービスの餅煮をゲットしましょう。
西海では、餅煮会と呼ばれる集まりがあり、河原あたりで火をおこし、餅の入った汁を食べる習慣がありました。
今でも続けている集落があるかは不明ですが、私が小さい頃は近所の人たちが集まっていた記憶があります。
秋の収穫を祝ったのか、春の田植えが終わった慰労会だったのか、よく分かりませんが、とにかく外で食べる楽しさがありました。
この餅煮、山の幸が満載です。
ぜんまい、わらび、たけのこと、春ならではの食材です。
さらに焼き豆腐、人参、ゴボウ、しいたけ、つきこんにゃく、ちくわ、鶏肉が餅が見えなくなるほど入っています。
メインの餅も、大きいのが2個。
つきたてで、柔らかくて、びよ~んと伸びる餅です。
醤油ベースの、ほんのり甘い汁で、とっても美味しいんですよ。
これを食べるだけでも、海谷まで来たかいがある、と言っていいほどの餅煮です。
さらにお勧めしたいのは、手打ちそば。
その場で打ったばかりの蕎麦が、すぐに茹でられ冷たいつゆで出されます。
これは1杯400円。
持ち帰りは1パック500円(つゆなし)です。
毎回昼過ぎには完売するという人気の蕎麦で、私は毎回知り合いから5パック買ってくるように頼まれます。
さぁ、お腹が満たされたあたりで、音楽を楽しみましょう。
今年の海谷太鼓は、子供達のチームが誕生したそうで低学年と高学年、大人と3回に分かれての演奏です。
太鼓の音が森と岸壁に響きわたり、雄大な気持ちにさせてくれます。
続いて、今年の目玉。
水保神楽です。
西海地区水保にある水保観音のまつり(毎年5月1日)で奉納される舞で、獅子舞のあとは、恵比寿様(海の幸)と大黒様(山の幸)の舞があり、飴やキャラメルを振る舞う(まく)ので、子供達も大喜びです。
※すみません、恵比寿様と大黒様の写真がありません
一時期、途絶えていた神楽ですが、地元の熱意で復活しました。
バンドの「かとうしょこら」さんの演奏と、フラダンスも続きました。
※写真がなくてすみません。
今年は天気もよく、大勢の方で賑わいました。
三峡パークは木のテーブルや椅子も多くあり、芝生の上ではレジャーシートを広げてのんびりできます。
仙丈ケ岳の大岩壁にある「ぜんまい地蔵」を眺めるお年寄りの後ろ姿、なかなかいいでしょ?
「ぜんまい地蔵」は、斜めに地層が走る岸壁の左手側(真ん中あたり?)にあります。
ぜんまいのような形をしていて、笠をかぶったお地蔵に見えるのですよ。
そんなこんなで、楽しい海谷まつりは無事終了しました。
おまけ
三峡パーク手前から見下ろした姫川。
川にそって田んぼが広がり、日本海に注ぐのが分かります。
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